ミリタリーの福利厚生の一つとして、年間30日間のLeave(休暇)があります。
入隊した時はゼロですが、ひと月ごとに2.5日づつ増えていく計算になっており、どんどん累積していきます。使わない限りどんどん増えていきますが、貯めておけるのは60日までで、それ以上は消えていきます。
特別な事情があれば60日以上持ち越すことができますが非常にまれなケースです。そうでなければ、年度末の9月30日に60日をオーバーした分が失われます。
リザーブにも働いていた分だけLeaveは発生しますが、ADとは違うルールで使用することになっています。
コマンドはサービスメンバーにLeaveを適宜とるように求めていますが、基地によって使用ルールは様々です。基本的に基地から遠く離れているときはLeaveの使用が求められます。これは緊急招集に応じられない場合があるからです。
一例ですが、私たちが欧州にいたときは「陸路で8時間以上かかる場所」に行くときはLeaveを取得しなければなりませんでした。
Covid-19による特別措置
収まらないパンデミックの中でLeaveをとることができないサービスメンバーのためにDoDから特別措置が発行されています。
2020年3月11日から2020年9月30日の間に現役だったサービスメンバーは、最大120日のLeaveを取得し、2023年9月30日まで使っていないLeaveを維持することができます。