リーブ

ミリタリーの休暇 Leave 2

リーブはいつ取れるのか?

リーブを申請するのはいつでもかまいません。ただし希望の日付や日数が承認されるかどうかはコマンド次第です。重要な演習やトレーニングがある場合は承認されないこともあります。

ブロック休暇(block leave)と呼ばれる、部隊やチームごとにコマンドの指示で一斉にleaveをとることもあります。これは主に夏季休暇やクリスマス、デプロイの前後などです。

リーブの取り方

基地やコマンドによって方法はさまざまですが、「leave chit(休暇申請書)」と呼ばれるものを提出しなければならない時もあります。アナログなペーパーワークが必要だったり、オンライン上で済むこともあります。

どの方法でもコマンドが承認するまでは勝手に休むことはできません。また承認された場合も休みに入るときに「チェックアウト」、仕事に戻るときに「チェックイン」といった通知作業を行わなければなりません。これは電話やメールでOKな場合もあります。

リーブは売れるのか?

次の三つの場合には売れます。手当分は含まれず、基本給分で売ることができます。

・リエンリストした時

・リエンリスト(契約)を延長した時

・除隊した時(リタイアではない)

リーブは土日でも消費する

たとえ、非番の日であっても、週末であってもサービスメンバーは毎日24時間、いつでも非常招集に応える義務があります。ただし、リーブをとっていれば呼び出されることはありません。

例えば、通常土日が非番の人が金曜から次の次の月曜までリーブをとったとすると10日間のリーブを消費することになります。通常休み分の土日もリーブとしてカウントされ、使用することになりますが、長い休暇が保証されます。

ミリタリーの休暇 Leave 1

ミリタリーの福利厚生の一つとして、年間30日間のLeave(休暇)があります。

入隊した時はゼロですが、ひと月ごとに2.5日づつ増えていく計算になっており、どんどん累積していきます。使わない限りどんどん増えていきますが、貯めておけるのは60日までで、それ以上は消えていきます。

特別な事情があれば60日以上持ち越すことができますが非常にまれなケースです。そうでなければ、年度末の9月30日に60日をオーバーした分が失われます。

リザーブにも働いていた分だけLeaveは発生しますが、ADとは違うルールで使用することになっています。

コマンドはサービスメンバーにLeaveを適宜とるように求めていますが、基地によって使用ルールは様々です。基本的に基地から遠く離れているときはLeaveの使用が求められます。これは緊急招集に応じられない場合があるからです。

一例ですが、私たちが欧州にいたときは「陸路で8時間以上かかる場所」に行くときはLeaveを取得しなければなりませんでした。

Covid-19による特別措置

収まらないパンデミックの中でLeaveをとることができないサービスメンバーのためにDoDから特別措置が発行されています。

2020年3月11日から2020年9月30日の間に現役だったサービスメンバーは、最大120日のLeaveを取得し、2023年9月30日まで使っていないLeaveを維持することができます。